障がい者スポーツとは

  一般的に「障がい者スポーツ」という言い方をしますが、障がい者のための特別なスポーツがあるわけではありません。障がいのない人を基準に行われているスポーツの方法や場面をそのまま適用することが“困難である” “危険である” “障がいを悪化させるおそれがある” などの理由により、競技規則や用具を一部変更し改良することで、安全に楽しくかつ公平に行うことができるよう障がいの状況に合わせて行われている実態を広く「障がい者スポーツ」といいます。

  障がい者スポーツは、一般的にイメージされていた「リハビリテーションの延長」という狭義のものから、生涯スポーツ競技スポーツなど、障がいのない人々と同様に多様な目的で行われていることが知られるようになりました。その結果、ノーマライゼーション社会の構築に向けた役割や、障がい者の自立や社会参加を支援するという大きな役割も果たすようになりました。